大江戸温泉物語から行く文豪・文学巡り大江戸温泉物語から行く文豪・文学巡り

なぜ文豪と温泉には深い関係があるのでしょうか。
名作の舞台となった温泉も少なくありません。 静かで集中できる環境にあり、疲れたら温泉でリフレッシュできる温泉地は、執筆活動に最適なのかもしれませんね。

また温泉には、居住地とは違う気候の温泉地へ行くことで心身に適度な刺激が与えられ、気候順化機能で心や身体の状態が整う「転地効果」もあると言われています。

大江戸温泉物語の近くの文豪の足跡をご紹介します。
ぜひゆかりの地をめぐり、文豪の気持ちに思いをはせてみてはいかがでしょうか。

旅館で読書

全国の大江戸温泉物語からめぐる文豪・文学ゆかりの地

東北

鳴子温泉編

鳴子温泉編(幸雲閣 / ますや)

言わずと知れた江戸時代前期の俳人 松尾芭蕉。「奥の細道」の旅の中で鳴子温泉郷周辺には1689(元禄2)年の旧暦5月15日に訪れています。

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(幸雲閣)

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(ますや)

会津・東山温泉編

会津・東山温泉編(あいづ / 東山グランドホテル)

会津藩士の長女として生まれた若松賤子、そして前衛的で自ら「新感覚派」を名乗り、当時の若者からの人気も高かった横光利一の生まれの地です。

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(東山グランドホテル)

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(あいづ)

関東

伊香保温泉編

伊香保温泉編(伊香保)

伊香保温泉の石段街近くにある「徳冨蘆花記念文学館」は、蘆花に関する文学作品や写真・遺品など、貴重な資料を展示しているので、蘆花の生い立ちなどを学べます。徳冨蘆花は、伊香保の豊かな自然を好み、何度も足を運んでいました。

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(伊香保)

那須塩原・塩原温泉編

那須塩原・塩原温泉編(ホテルニュー塩原 / TAOYA那須塩原)

塩原とゆかりのある文豪の中には、作品などで塩原に触れている場合もあります。塩原を訪れる際、ぜひ塩原について触れた本を片手に、文学碑を巡ってみて、文豪が塩原で何を感じたのかに思いをはせてみるのも楽しいですよ。

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(ホテルニュー塩原)

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(TAOYA那須塩原)

甲信越

鹿教湯温泉編

鹿教湯温泉編(鹿教湯)

「真田太平記」と池波正太郎の魅力がつまった「池波正太郎真田太平記館」。真田昌幸が築城した上田城とその城下町に位置する、真田ファンの方必見です。

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(鹿教湯)

石和温泉編

石和温泉編(ホテル新光)

新婚時代を山梨県で過ごした作家・太宰治ゆかりの地をご紹介! 甘い新婚生活を過ごしつつ執筆を進めていた太宰に思いをはせながら、その足跡を追いかけてみましょう。

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(ホテル新光)

東海

熱海温泉編

熱海温泉編(あたみ / ホテル水葉亭)

熱海の三大別荘と呼ばれた起雲閣をはじめ志賀直哉、太宰治、谷崎潤一郎など著名な文豪のゆかりの地や文学の舞台がある街です。

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(あたみ)

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(ホテル水葉亭)

北陸

金沢編

金沢編(ながやま / Premium 山下家)

石川県は多くの作家を輩出しています。なかでも明治から昭和にかけて活躍した金沢市出身の泉鏡花、徳田秋声、室生犀星の三人を「金沢三文豪」と呼びます。時代を牽引した彼らの人生を、代表作とともにたどってみましょう。

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(ながやま)

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(Premium 山下家)

芦原温泉編

芦原温泉編(あわら)

1983(昭和58)年に中国の浙江省紹興市との間で締結された友好都市を記念して寄贈された旧宅を、2011(平成23)年にあわら温泉湯のまち広場に移築しました。記念館の資料室には藤野と魯迅の胸像が並んでいます。

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(あわら)

近畿

城崎温泉編

城崎温泉編(Premium きのさき)

2020年に開湯1300年を迎えた城崎温泉は、平安時代から現在にいたるまで数多くの歌人や俳人、文豪らが訪れて愛した町です。なかでも私小説の第一人者で白樺派の中心的存在だった志賀直哉は、生涯のうち十数回にわたって城崎を訪れました。

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(Premium きのさき)

南紀串本編

南紀串本編(南紀串本)

東京の邸宅をふるさと新宮市にある熊野速玉大社の境内に移築し、記念館として開館しました。設計は大石七分で、八角形になった書斎やステンドグラス風の障子など、昭和初期のモダニズムを感じます。

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(南紀串本)

四国・九州

長崎編

長崎編(長崎ホテル清風)

角力灘を見下ろす絶好のロケーションにたたずむ遠藤周作文学館は、キリシタンの里としても知られる長崎の外海地区にあり、小説「沈黙」の舞台となった場所です。

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(長崎ホテル清風)

天草編

天草編(天草ホテル亀屋)

「五足の靴」とは新聞に連載された紀行文の題名のことで、当時たどった一部が遊歩道になっています。山道を行くコースは国道まで約50分、終点までは約2時間。道中に展望所が数ヶ所あり雄大な海の景色を楽しみながら足跡をたどることができます。

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(天草ホテル亀屋)

別府温泉編

別府温泉編(別府清風)

太宰治が1936年の11月から約7ヶ月間にわたって暮らした東京荻窪のアパート「碧雲荘」は、大分の湯布院へと移築され「ゆふいん文学の森」としてオープンしました。

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(別府清風)

文学・文豪ゆかりの地をめぐるときの楽しみ方をいくつかご紹介します。

以下から気になる楽しみ方を探してみてください。

● 文豪のプロフィールを事前に知っておく
● 温泉にゆかりのある小説を持参して旅館で読書
● 小説に出てくる場所の聖地めぐり

文豪が人生でどのような時期にその温泉地を訪れていたのかは、プロフィールを知ることで理解できます。旅館で温泉にゆかりのある小説を読むと、温泉地の風景が描写されていて、見に行きたいと思えばすぐに出かけて見に行くのも簡単です。
小説に出てくる場所を聖地として巡ると、小説の世界をよりリアルに感じられますよ。

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